皆さんは、水の色は何色に見えますか?
多くが、水色など青に近い色を思い浮かべると思います。細かいことを言ってしまえば無色透明なのですが、それは、今回は置いておきましょう。
さて、我々のフィールド、十和田湖では、何色に見えるでしょうか。行ったことがある方は思い出してみてください。
私は、カヌーに乗って十和田湖を見ていると、エメラルドグリーンのような透き通った緑に見えることが多いです。曇りの日でも風が穏やかであれば緑がかった色に見えます。
では、なぜブルーに見えたりグリーンに見えたりするのでしょうか。
ヒントは“森“にあります。
カヌーで湖面を漕ぐ時、私たちは湖と森に挟まれています。その状態で湖を覗き込んでみると、水面には周りの森が反射して映ります。
その反射した森がエメラルドグリーンに見える理由の一つです。
あとは、湖底の水草の色だったりもします。上の写真が実際の十和田湖なのですが、手前は水草が透けて見えており、奥は森の反射です。
このように十和田湖はさまざまな要因で輝きます。
その日によって全く違う顔を見せてくれるでしょう。
森があってこそ美しい十和田湖。
どちらも味わいに、遊びに来てみてください。
平山 唯晏/Yuan Hirayama
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