雀(スズメ)よりも一回り小さい、小柄な小雀(コガラ)。
頭は黒く体は白くコントラストがはっきりしている美しい小鳥です。
背中はグレー色でグラデーションがかっているように見えます。
雀(カラ)は「鳥」を意味する漢字で、カラ(雀)類はシジュウカラ科の総称です。
四十雀(シジュウカラ)よりも一回り小さいから小雀(コガラ)と呼ばれるようになりました。
小さくて丸っこくてモフモフしているようにも見えるのでとても可愛らいく感じます。その愛らしい姿をゆっくり観察したいと思っていますが、いつも機敏な動きでちょこまかと動き回るので姿を捉えるのも大変です。

先日、ツアー準備をしていたらカラ類の声が聞こえてきました。あたりを見回していたら、近くに数羽いました。そして、私の目の前にあったアズキナシの枝に止まってくれたのです。目視で3羽確認できました。その1羽が止まり木の近くを行ったり来たり。たまに何かを啄む仕草も見られます。そして、それを真似るかのように他の2羽も動きます。
そうか、巣立ち雛と親鳥なんだ!
独り立ちできるように生きる術を伝えている子育て中だったのです。
ですが、まだエサを上手にとることもできないみたいで、親鳥が雛鳥に給餌するシーンも見れました。
アズキナシの枝先で動いては休んで言葉を交わしを繰り返して、やがて森の奥へと飛び去って行きました。
まだまだ甘えたい雛と子育てに励む親鳥に同じ子を持つ1人の親としてなんだか妙に親近感を感じて応援したくなってしまいました。
無事元気に育ってほしいと切に願います。
村上 周平 / Murakami Shuhei
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