春になり森が芽吹くころ思わず探してしまうものがあります。それは「タマゴケ」です。
蘚苔類に分類される、いわゆるコケ植物の仲間で木漏れ日が当たるような少し湿った森の中で自生しています。
なぜ春になると思わず探してしますのかというと、それは春に付けるこのまん丸の胞子体が愛らしいからです。
英名がapple mossと呼ばれ、この胞子体が青リンゴに見えることが由来です。青リンゴとはいかにも青森らしいコケ植物ではありませんか。そんないわれも愛着が湧く一つの要素でもあります。ルーペで覗くと胞子体の中心に丸い模様が見られ、目玉っぽく見えることから「ゲゲゲの鬼太郎の目玉のオヤジ」にも例えられます。
うたるべキャンプ場にもこのタマゴケが自生しているところがありますので、ぜひみなさんも場内をお散歩がてら探してみてください。
村上 周平 / Murakami Shuhei
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